今注目の講師

永谷研一
株式会社ネットマン代表取締役  発明家

皆さんの組織は今、どのような状態でしょう。時代の変化に応じて変革できているでしょうか。
闊達で前向きに変化できている組織と停滞して保守的で変われない組織の違いは何でしょう。
また、個人としてはいかがでしょうか?新しい習慣を身につけようとしても、三日坊主で終わってしまことも多いのではないでしょうか。その繰り返しから脱却するにはどうすればいいのでしょう。


人の脳は、欠点や不足といったネガティブな部分を強く認識するようにできています。単に振り返りをするだけでは、「やろうと思ったのに、できなかった」という失敗体験ばかりが積み重なることになり、新しい習慣を身につけるのを諦めてしまうのです。また、失敗につきまとうリスクを恐れ、おいそれと挑戦はしない決定をしがちになるのです。
闊達な組織では、一人一人が自分で課題を見つけ、コミットメントした目標を作ります。停滞した組織では、会社から与えられた目標でやらされ感があります。行動実践においても、闊達な組織では、一人一人が自分で計画を立て、とにかくまずやってみようとします。停滞した組織では、失敗を怖がり言い訳を探し続けます。
この違いは「個人の自己肯定感と組織の自己肯定感」に関係しています。

個人の自己肯定感とは、
自分のことをマイナス面も含め受け入れ認めている状態です。個人の自己肯定感が高ければ、挑戦的な行動が多くなりますし、壁にぶつかってもそれを周りの人に素直に開示しようとします。

組織の自己肯定感は、
「組織の中に信頼があり何を言っても大丈夫という安心の場である」状態です。組織の自己肯定感が高ければ、周りの人と認め合っているので相手に共感しながらも、気づきを与える声かけができます。フィードバック文化があるので学び合いにより組織全体が成長します。

ではこのような時代の変化に応じて変革できる組織文化をどのように作っていけばいいのでしょうか。そこに『できたことノート』の考え方が活用できます。

まず毎日3つ程度の“できたことメモ”を書いていきます。毎日の感情を加えることも効果的です。5分あれば十分でしょう。
そしてその“できたことメモ”を周りの人と見せ合って承認し合うのです。これを1ヶ月程度繰り返すことでお互いを肯定的に見る文化が養われていきます。

その後、週1回15分程度かけて“1つ選んだできたことに対する自己分析としての“内省文”を書いていきます。
そしてその内省文を周りの人と見せ合ってフィードバックし合うのです。すでにお互いを肯定的に見る文化によって信頼し合っているのでフィードバックも共感だけでなく、相手に気づきを与える“問いかけ”をずばっと言い合うこともできます。何を言われても前向きに「ありがとう」という互恵関係があるのです。

この“できたことメモ”と“内省”=『できたことノート』の習慣化によって、個人と組織の自己肯定感を高めていく仕組みとなるのです。

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